佃島の念仏踊りは東京に残る古い盆踊り

東京都の無形文化財に指定されている佃島の念仏踊りは、地元の人たちが集いにぎわう夏の風物詩です。

佃島の念仏踊りとは

念仏踊りとは、念仏を唱えながら踊る伝統的な踊りのことで、現在の盆踊りの起源となったものです。元々は死者の霊を鎮めるための仏教的な意味合いの強い念仏踊りは、民族舞踏や踊りとして楽しむ娯楽的な要素が含まれた形として今に伝わっています。

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佃島の念仏踊りの特徴

佃島の念仏踊りの特徴は、歌い手と踊り手が分かれていて、ひとりの歌い手の音頭に合いの手を入れながら踊ります。

念仏踊りと呼んでいることからもわかるように、一般的な盆踊りのイメージとは違って派手な音楽や踊りはありません。歌詞をはっきりとは聞き取れないんですが、現代の盆踊りで歌われる歌や踊りとは全く趣が異なりますね。どちらかというと素朴な印象です。

盆踊り会場の片隅には無縁仏が据えられていることからも、本来の念仏踊りとしての形を色濃く残していることがわかります。

とても貴重な歌と踊りの伝統がこれからもずっと受け継がれることを願います。

佃島の念仏踊りの開催日程

[日程] 7月13日〜7月15日

[時間] こども:18時から19時30分
大人:20時から21時

[住所] 〒104-0051 東京都中央区佃1丁目2
旧渡船前広場

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